【トピックス&トレーラー】ホラーかわら版 4/28週 「世界の三池崇司監督」情報、「ファイナル・ディスティネーション」シリーズ情報など、トレーラーもかなりエグイ!?
- 黒野でみを
- 4 分前
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一時負けが込んで「どうしたカープ!?」と、かなり不安な気持ちになりましたが、先週からここ数日は持ち直したのか連勝続きで機嫌が戻りました(笑)。
季節の変化、気温の変化なんかがかなり激しい影響もあったのですが、今年は軒並みどこの球団もシーズン開始からケガ人が続出しかなり苦しいスタートの様子。まあ今年はまた短い周期で「また負けた!」「また勝った!」と一喜一憂するのだろうなぁ、と。それがまたプロ野球観戦は面白いところなんでしょうがね。
今回は、私の「推し」の音楽について話してみましょう。今日紹介するのは、恐らく一番その魅力を伝えるのが難しいんじゃないかと考えるJazz音楽です(笑)。
その道に見識のない人の多くの人は、その音を聴くと「なんか…すごいことをやっている感じはするけど、難しいな。よくわからない…」とおっしゃるんではないでしょうか。でもJazzはいろんな演奏に触れるうちに、ふと自身の頭の中にある情景が思い浮かび、その情景と合致して妙に頭に残ったりして、琴線に触れるようなことがあります。
私の頭に残る曲としては、STEPS AHEADの「TRAINS」という曲。どちらかというとこの曲はJazzというよりは、いわゆる日本のフュージョンというジャンルに当たるものといえるでしょう。STEPS AHEDは、Jazzサックス演奏ではもう巨匠ともいえる故・マイケル・ブレッカーを中心として結成されたプロジェクトの名。とにかく凄腕のミュージシャンが常に集い、最高峰の音楽を残し続けたプロジェクトでありました。
で、この「TRAINS」という曲。どんなイメージで作られた曲なのかは分からないのですが、最初にこの曲を聴いた時の印象は、サックスやキーボード、ギターのハーモニーで構成された導入部分のテーマメロディーがとにかく「クサい」、なんだかやぼったいなあ…と、実はあまりいい印象はありませんでした。
しかしとある事情でこの曲を聴き続けなければならなかった(?)のですが、聴いているうちに、私の頭の中には一つのイメージが出来上がってきました。「TRAINS]というタイトルから、この演奏のイメージはいわゆるアメリカ大陸横断鉄道、みたいに広大な荒野を突っ走る鉄道ではないか、と。
導入部分の精悍さをおぼえさせる神々しさ、そして徐々に疾走感を見せてくるリズム。中間のマイナー/メジャーが交錯するブレッカーのソロ部分は、まさに荒野の空気間の荒々しさ、厳しさ、そして寂れた土地を通り抜ける哀愁感すら漂うもの。
そして徐々にその激しさを増していくさまは、聴いていく人の気持ちをグッとつかみ、高揚させ最後のテーマ部分へつなげていきます。これに続く後テーマは、冒頭部分とそんなに変わらないはずなのに何らかの勇気と希望、気持ちの高鳴りをおぼえさせてくれます。
ブレッカーたちはそんなことを思いながら曲を作ったのか、なんてことは今ではわからないですが、個人的にはそんなことはどうでもいい!(笑)。むしろ自分がそう感じ、自身の気持ちをいい方向へもっていける、そんなことが大事。自分にとっていいものであれば、それはそれでいい。
恐らく今流行のメインストリームの音楽とはまったく異なるもので、これが改めて注目されるということも正直考えにくいというところは、残念ながら間違いないでしょう。しかしこの音楽は私の活力の一つ。実はここ数日かなり気持ちが沈んでいたのですが、久々に聴いて少し自分が取り戻せた気もするし、「『TRAINS』よ、この世に生まれ、私と出会ってくれてありがとう!」と、心から思える曲なんです。
さて、今回のかわら版であります。トピックスは少な目ですが、興味深い内容をそろえています。まずは『ファイナル・ディスティネーション』シリーズ。隠されたベールの奥の一部が明かされるか?さらに日本が誇る巨匠、三池崇史監督の新作情報!
トレーラーもショッキングなタイトル揃い。大量7本の公開ですが、どれも「恐怖」の正体が見えない、かなりドキッとしそうなトレーラーが公開されていますぞ!
1. 4/28週の「ホラー映画」トピックス
さあ今回の1発目、『ファイナル・デスティネーション』シリーズ最新作『Final Destination Bloodlines』についてです!
全米5月16日の公開を控えた本作ですが、SFX マガジンとの新しいインタビューで、アダム・スタイン とともにホラーシリーズの第 6 作目を共同監督するザック・リポフスキー 氏は、このようなことを語っています。
「この映画では、最初の予感は1969年に起こります。『ファイナル・デスティネーション』シリーズのオープニングではよくあることですが、予感の中ではたくさんの人が死んでいきます。でも、その後、私たちは現代に生きる別の人物の視点から描かれるんです。これは新しいですね。多くのファンは、すぐに戸惑ってしまうでしょう。何が起こっているのか理解しようと、身を乗り出してしまうでしょう。」
このことが、何を示すのか。どうもこのシリーズのルーツ、負の連鎖的な現象の根本的な原因が示されるのではないか?とも考えられるところです。シリーズのアイコンともいえる、トニートッド演じる死神がまた登場するというところからも、この点に関して想起させるところ。
いずれにせよ「これまでのフォーマットに合わせた単調な展開ではない」という意向は考えられるところであり、期待したいところであります。すでに映画のトレーラーは公開されていますが、これだけでも結構ショッキング。怖ぇ……。
続いては5月9日公開予定の映画『Clown in a Cornfield』に関する話題。映画のキャラクター、フレンド・ザ・クラウンが28日、大型トレーラーでツアーに出発し象徴的なランドマークで特別上映会、イベントを巡って全国を回るというイベントが開催されたそうです。
自然の中でトラックや映画の「Don't F*ck with Frendo」ポスターを探し出し、ハッシュタグ #IFoundFrendo を付けて写真を投稿する勇気のある人は、限定賞品パックを獲得するチャンスがあるなど、盛りだくさんのイベントが楽しめるようです。またファンはソーシャルメディアでフレンドの居場所を追跡できるとのこと。
自然の中でオリエンテーリング的なイベントもあるようなのでしょうか?楽しそう。日本でこのようなイベントを実施するのは難しいでしょうかね。ここまでプロモーションができると、作品も楽しめそうです。
WWEのスーパースター、リヴ・モーガンが日本のホラー界の巨匠、三池崇史監督の次回作「Bad Lieutenant: Tokyo」に出演することが決定したそうです。
この作品は1992年にハーヴェイ・カイテル主演、アベル・フェラーラ監督の映画『バッド・ルーテナント』で始まったIPの延長線上にあるとのこと。キャストには小栗旬、リリー・ジェームズが決定しています。
物語のあらすじは以下の通り。
「警視庁の悪徳ギャンブラーであるバッド・ルーテナントが、政治家の娘の失踪事件を捜査するために謎めいたFBI捜査官とともに東京に到着し、複雑な事件に巻き込まれる。
一方、ヤクザの裏社会で暗躍する常軌を逸した殺人鬼が、彼らの動向を監視している様子……」
三池監督の新作というだけでも期待大ですが、日米合作という点でその評価はさらに世界に羽ばたくこと間違いなし。その動向は要注意であります!
また三池監督については、イギリスのシンガーソングライターであるチャーリー・XCXの主演作を新たに手掛ける(プロデュースをXCXが担当)ことも報じられており、こちらも楽しみですね!
引用:
『Final Destination Bloodlines』の監督、ファンを「驚愕」させる予感をほのめかす(2025/4/28)
『Clown in a Cornfield』のフレンドが大型トレーラーでアメリカ横断ツアー(2025/4/28)
WWEスーパースター、リヴ・モーガンが三池崇史監督の『Bad Lieutenant: Tokyo』に出演(2025/4/30)
チャーリー・エックスシーエックス、『オーディション』の三池崇史監督の新作映画でプロデューサーと主演を務める(2025/4/29)
2. 4/28週発表の新作「ホラー映画」トレーラー
『Weapons』
2025年8月8日劇場公開予定
監督:ザック・クリーガー
出演:ジョシュ・ブローリン 、 ジュリア・ガーナー、オールデン・エアエンライク、ベネディクト・ウォン、エイミー・マディガン、オースティン・ エイブラムス、ケイリー・クリストファーほか
概要、あらすじ:
『バーバリアン』を手がけたザック・クリーガー監督による新作ホラー。
「ある町の学校。
不思議なことに、その仲のとあるクラスの1人を除くすべての生徒が、同じ夜、まったく同じ時間に姿を消す。
その失踪の背後に誰が、あるいは何があるのか。謎は深まるばかりで……」
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/29)
『Fear Street: Prom Queen』
2025年5月23日にNetflixにて公開
監督:マット・パーマー
出演:インディア・ファウラー、スザンナ・ソン、フィナ・ストラッツァ、クリス・クライン、デヴィッド・イアコノ、エラ・ルービン、アリアナ・グリーンブラット、リリ・テイラー、キャサリン・ウォーターストン、ダリン・ベイカー、レベッカ・エイブラック、イラン・オドリスコル、ダミアン・ロメオ、ダコタ・テイラー、エデン・サマー・ギルモア、ブレナン・クロスト、セシリア・リー、ライアン・ロザリーほか
概要、あらすじ:
1992年のRLスタインの小説『The Prom Queen』を基にしたNetflixの映画『フィアー・ストリート』シリーズの第4作。
「シェイディサイド高校ではプロムシーズンが開幕。学校のイットガールたちの群れは、いつものように甘くも激しい王座獲得キャンペーンに熱中している。
ところが思いがけず一人の武骨な部外者がプロムの候補者に指名されると、他の女子生徒が次々と姿を消し始める。
そして88年度生は突如、とんでもないプロムナイトに突入することになる」
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/29)
『The Surrender』
2025年5月23日 に北米、イギリス/アイルランド、オーストラリア/ニュージーランドのShudderで公開
監督:ジュリア・マックス
出演:トニー・トッド、チェルシー・エドマンドソン、トビン・ベル、チャド・マイケル・コリンズほか
概要、あらすじ:
ジュリア・マックス監督の長編デビュー作。
「家族の長が亡くなり、悲しみに暮れる母親は謎の男に夫を蘇らせようと依頼、それにより二人の関係は恐ろしい試練に直面する。
奇妙で残酷な蘇生が制御不能に陥る中、二人の女性は互いの意見のわだかまりを越え、命と互いのために戦うことを余儀なくされる」
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/29)
『The Other』
2025年6月13日よりデジタルおよびオンデマンド プラットフォームにて配信開始
監督:ポール・エサリッジ
出演:オリヴィア・マックリン、ディラン・マクティー、アヴァンジェリン・フリードランダー、リリー・D・ムーア、ショウニー・スミスほか
概要、あらすじ:
『ヘルベント』 (2004)や『エンジェル オブ デス』 (2009)の脚本・監督、ポール エサリッジの復帰作。
「長年の不妊治療の後、ロビンとダニエルは暗い過去を持つ口のきけない孤児、カテリアを養子として迎える。
しかしそれからは不気味な出来事が次々と起こり、カテリアの行動が次第に不安を募らせるにつれ、彼らの夢は恐怖へと変わっていく。
邪悪な力が支配する中、彼らは家族のために、そして生き残るために戦うことを余儀なくされる」
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/29 )
『Project MKHEXE』
SCREAMING BOXにて配信中
監督:ジェラルド・ワデル
出演:イグナチョ・マティニア、ジョーダン・ナップ、ウィル・ジャンドロ、ジェニファー・リン・オハラ、ドウェイン・ターバー、セブラ・デミルバス、カトリーナ・エロエン、ジョー・ソラナ・サイモンほか
概要、あらすじ:
SCREAMBOXオリジナルのファウンドフッテージ心理ホラー映画。
「兄ショーンの自殺後、映画監督を目指すティムは、ショーンに対して秘密裏に行われていたマインドコントロール実験にまつわる、ある都市伝説に執着していることを知る。
ティムは調査を進め、ショーンのメモをまとめ、家族や友人に話を聞くうちに、ショーンが殺害されたのではないかと疑うようになる。
ショーンの友人ニコールの助けを借りて、真実を求めるティムの探求は執着へと変わる。
やがて彼の悲しみは解き明かされ、『私たちが恐れるものは、私たちが作り出すもの』という恐怖の真相を明らかにしていく」
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/29 )
『40 Acers』
2025年7月2日より劇場公開
監督:R.T.ソーン
出演:ダニエル・デッドワイラー、カタエム・オコナー、マイケル・グレイアイズ、ミルカニア・ディアス・ロハスほか
概要、あらすじ:
R.T.ソーン監督の長編映画デビュー作。近未来の終末世界を舞台に、緊迫した対決が繰り広げられる様子を描いたサスペンス。
「疫病がすべての動物を絶滅させた後、飢饉が世界中に広がり、社会は戦乱と廃墟に陥る。そんな中でフリーマン一家は先祖代々の農場で生き延び、時折襲撃隊を送り込むことで繁栄している。
しかし、自らの人間性を消し去ることを意味するのであれば、世界の終わりを生き延びたところで何の意味があるというのか?
元兵士のヘイリーは何年も前にその選択をした。孤立こそが家族を守る唯一の方法だと信じて。彼女とパートナーのゲイレンは子供たちを連れて崩壊から逃れ、子供たちを外界から隔離し、戦うことを訓練した。
しかし今、ヘイリーの長男エマニュエルは若者であり、柵の向こうの森で若い女性に出会ったとき、彼の人間との接触への欲求が家族全員を危険にさらす可能性を醸していく」
(From 「Bloody Disgusting」2025/5/1 )
『Rosario』
劇場公開中
監督:フェリペ・バルガス
出演:エメロード・トゥビア、デヴィッド・ダストマルチャン、ポール・ベン=ヴィクター、ホセ・ズニガ、ダイアナ・レイン、エミリア・フォーチャー、ギジェルモ・ ガルシアほか
概要、あらすじ:
「ウォール街の株式仲買人ロザリオは、祖母の突然の死後、彼女のアパートに戻る。
祖母の遺品を整理していたロザリオは恐ろしい秘密を発見する。それは、暗黒の儀式にまつわるオカルト的な遺品で満たされた隠し部屋。
超自然現象に悩まされるロザリオは、家族の隠された秘密と、彼らがしてきた犠牲や選択の真実に向き合っていく」
(From 「Bloody Disgusting」2025/5/2)