【トピックス&トレーラー】ホラーかわら版 4/14週 『トレマーズ』、『AKIRA』、サメ映画、ジョーダン・ピール、マ・ドンソク…カオスなキーワードのオンパレード!
- 黒野でみを
- 4月21日
- 読了時間: 11分
更新日:5月5日

暖かくなってきた、というかいきなり暑いなぁ…と油断して薄着にしたら、本日はどうも鼻詰まり…鼻水も出てきてちょっとヤバい状況であります。どうか皆さん、くれぐれもお体には気をつけてお過ごしくださいませ…
さて、こんな日は改めて「推し」の話でも…って、以前紹介したカープの黒原選手、なかなか怪我の影響が大きいのかまだまだ出てきていません。このシーズンイン、どうもけが人が多くてかなり苦戦…というか、どのチームも不調や怪我が多く苦労しているのは同じようであります。
そんな中で、先週自身の誕生日にスタメン起用、見事値千金の活躍を見せヒーローインタビューの場に立った選手がいました。今回は彼、羽月隆太郎選手を推したい!…って、私の推す人はどちらかというと控えめな位置にいる人が多いのですが(笑)。
羽月選手もまた、どちらかというと後ろでチームを支えるような選手。大柄な野球選手がやはり多い中にあって、167cmとプロ野球選手としてはかなり小柄な人物である彼の持ち味は、なんといってもその足の速さ。加えて積極的に盗塁を狙うその度胸にあります。
スタメンに名を連ねることはまれですが、「何が何でも1点がほしい!」という場面では必ず代走者として登場、その気迫あふれる走りはやはり相手にとっては脅威であり、敵の内野手人も彼が登場すると、緊張の度合いを高めるようでもあります。
やはり「小が大を制する」姿は痛快。大きな選手を尻目に、はるか先を行く「小さな勇者」の姿を見ると、私は胸がすく。というよりは感動でジーンとくるときのほうが多いかもしれません。
それは「スラムダンク」の宮城リョータもしかり。また、私は高校時代にハンドボールをやっていたのですが、もともとそれほど興味のなかった競技ではあったものの、たまたま見たある国体のハンドボール少年の部の試合ですっかり魅せられたことが、この競技に引き込まれた要因でした。
その試合に登場した沖縄代表。身長180cmを超える大砲を両側に備え、ゲームをコントロールしていたのは、なんと160cmそこそこの小さな選手でした。その暴れっぷりはまさに私自身が持っていた「背が低いし、スポーツに向いていない」というコンプレックスを、一瞬のうちに破壊してしまうほどのインパクトを持っていました。
あれ以来スポーツの世界で「チビ」が巨人たちを打ち負かす場面を、いつも期待してしまいます(笑)。その意味で、先週の対阪神戦は本当に久々の勇気をもらったようなひとときでありました。
彼の背番号は「00」番。見方を変えれば「∞」(無限)であります。「チビ」にこそ無限の可能性はある。彼の戦いぶりはそんなメッセージを訴えているようでもあり、非常に心揺さぶられるものでもあります!
一人で勝手に盛り上がってすみません(笑)。今回のかわら版であります。トピックスはあの『トレマーズ』シリーズ新作、『AKIRA』実写化の予兆、というなかなかに胡散臭い(笑)、いやいや期待したいトピックス。さらにパブリック・ドメイン関連とジェイミー・リー・カーティスがプロデュースする新作と、興味を引くニュースであります。
トレーラーはモンスター・パニックが二作。両方とも定番、「サメ映画」であります!しかも中国によるリメイク、オーストラリアの「サメ時代劇」と、なかなかに斬新なトピックス。さらに韓国のスター、マブリーことマ・ドンソク主演のエクソシストホラー、ジョーダン・ピールの映画制作会社による新作ホラーと、こちらも盛り沢山であります!
また、敢えてリストアップはしませんでしたが、今年注目作の『28年後…』新映像が公開。さらに『TOXIC AVENGERS』、『ジュラシック・ワールド』新作にまつわる新映像公開と、こちらも盛り沢山であります。
1. 4/14週の「ホラー映画」トピックス
今回のトピックス一つ目は「Deadline」で報道された、非公式ホラー映画になった「アラジンの物語」。
新作『Aladdin: The Monkey’s Paw』はブラッドリー・ストライカーが監督、主演を務める作品。エンパイア・スタジオ、エブリ・エンターテインメント、8th ロー・ピクチャーズが手掛ける作品で、アラジンの物語を「ダークで超自然的な形で再解釈」したものになるとのことです。
こちらもある意味「パブリック・ドメイン」関連の一つに上げられそうなテーマでありますが、見方を変えると「なぜこれが今までホラーとして取り上げられなかったのか」と思えるほどに、ホラーにピッタリなネタであります。
そういえばホラー漫画の金字塔である古賀新一さんの「エコエコアザラク」にあるエピソードの一つに、やはり願いを叶える「猿の手」にまつわる物語がありました。「願いが叶う」という特性にはどうしても欲望が付きまとうわけで…果たしてどのような物語になるのでしょうかねぇ…?
続いてはあのジェイミー・リー・カーティスがプロデューサー、主演を務めるという新作『Sender』。「Deadline」が報じました。
本作は、脚本・監督を務めたラッセル・ゴールドマンの長編デビュー作。2022年にゴールドマンが手掛けた短編映画『Return to Sender』をベースとしており、カーティスは同短編映画のプロデューサーも務めています。共演にはブリット・ローワー、デヴィッド・ダストマルチャン、アンナ・バリシニコフらの名が挙がっています。
物語のあらすじは「電子商取引の荷物配達詐欺に遭った女性が、それが非常に個人的な問題となり不安に駆られ、匿名の送り主の身元を突き止めようと躍起になる」というもの。
どちらかというと「B級ホラー・クィーン」的な印象もあるカーティスですが、ベースとなった短編映像からすると本格的なスリラーのテイストも強く、これはちょっと期待したい作品ではありますな。
続いては『AKIRA』実写化情報!?
約20年にわたって日本の人気漫画『AKIRA』の実写版映画の制作に取り組んでいるプロデューサーのアンドリュー・ラザール。映画製作者たちは次々と現れては去っていき、このプロジェクトはここ数年沈黙を守っていましたが、Moovy TVによる最近のインタビューで、ラザールは近況を語りました。
「今のところアップデートはありませんが、今後数ヶ月以内にアップデートが出ると思います。期待していただければ!」
最近監督が決まったのはタイカ・ワイティティとのことですが、まだ残っているかどうかは不明。日本のアニメ作品の実写化は近年、なかなか成功のハードルが高くなっているところ。まして本件は不屈の名作『AKIRA』。予定されるスタッフの名が上がっては消えていくというところは、それだけ慎重に構えているという感じなのでしょうが、果たして実現するのか…まずは続報を待ちましょう。
4つ目は90年代の人気ホラー映画『トレマーズ』シリーズについて。シリーズ4作の作品を制作したチーム、スタンピード・エンターテインメントが、1990年の名作のオリジナル脚本の権利を取り戻したそうです。
これにより待望の『トレマーズ5』制作への道が開けてきているわけですが、開発チームはウェブサイトに「外部のアイデアは受け付けていません。『パーフェクション』への回帰をテーマとした続編と、グラボイドを新たな舞台で活躍させる奇抜なアイデアを1つか2つ検討しています」と記しているとのこと。
一方、「ケヴィン・ベーコンがヴァル役で復帰するというアイデアを検討していますが、約束はできません!」とも語っているそうです。ベーコンはシリーズの初作にも出演、2017年に『トレマーズ』のパイロット版で再演(以下動画参照)しましたが、Syfyは番組の制作を断念しています。はたして再登場は実現なるか…?
引用:
『アラジン:猿の手』 – アラジンの物語が非公式ホラー映画に(2025/4/⑭)
ジェイミー・リー・カーティスが心理ホラー映画『Sender』に主演・プロデュース(2025/4/14)
プロデューサーのアンドリュー・ラザールが『AKIRA』について語る:「数ヶ月以内に最新情報が出ることを期待しています」(2025/4/18)
『トレマーズ』のクリエイターが脚本権を取り戻し、ケヴィン・ベーコンが新作に復帰する可能性も!(2025/4/18)
2. 4/14週発表の新作「ホラー映画」トレーラー
『Eddington』
2025年後半に公開予定
監督:アリ・アスター
出演:ホアキン・フェニックス、ペドロ・パスカル、ルーク・グライムス、ディアドラ・オコンネル、マイケル・ワード、アメリー・ホーファーレ、クリフトン・コリンズ・ジュニア、ウィリアム・ベロー、オースティン・バトラー、エマ・ストーンほか
概要、あらすじ:
アリ・アスターの4作目となるドラマ。COVID-19パンデミックを背景にした現代西部劇。
「2020年5月、ニューメキシコ州エディントンの小さな町で、保安官と市長の対立が火種となり、隣人同士が対立する事態に発展していく。」
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/14)
『SELF DRIVER』
5月8日にVODでリリース
監督:マイケル・ピエロ
出演:ナサニエル・チャドウィック、キャット・フィリッポフ、リース・プレスリー、ローレン・ウェルチナーほか
概要、あらすじ:
低予算カナダ製スリラー。
「不運なタクシー運転手は、山積する出費と現代社会の容赦ないプレッシャーに直面し、手っ取り早く簡単にお金を稼げると謳う謎の新しいアプリに惹かれる。
初夜を迎えるにつれ、彼は社会の闇の深淵へと引き込まれ、自身の道徳観を試され、自由意志を持つことの意味を揺るがす旅へと足を踏み入れる。問題は、彼がどれだけの金を稼げるかではなく、それを稼ぐために何をしなければならないか、ということだった……。」
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/14)
『The Shallow』
近日公開予定
監督:バンチャン・シア
出演:シャオユン・チェン、スィナン・リー、セン・ワンほか
概要、あらすじ:
ジャウマ・コレット=セラ監督、ブレイク・ライヴリー主演の映画『The Shallows』の中国リメイク作品。
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/14)
『Holy Night: Demon Hunters』
2025年5月2日より劇場公開予定
監督:イム・デヒ
出演:ドン・リー(マ・ドンソク)、ソヒョン、デビッド・リー、キョン・スジン、チョン・ジソほか
概要、あらすじ:
ドン・リー原作のアクションホラー映画。
「悪魔崇拝の犯罪組織の出現により、ソウルは大混乱に陥る。
警察は事態の救済を求め、超自然的な力を持つ秘密主義の悪魔ハンター3人組『ホーリーナイト』を頼るが……」
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/16)
『PRETTY BOY』
5月27日にVODでリリース予定
監督:マルセル・ウォルツ
出演:サラ・フレンチ、ジェド・ローウェン、ヘザー・グレース・ハンコック、デヴァニー・ピン、ジェイク・レッド、アンドリュー・ローバッハ、サラ・ニックリン、ロバート・フェルステッド・ジュニア、フリッツィ・マース、ベン・ストッバー、タイラー・ギャラント、デイブ・シェリダン、ロバート・ラスラー、マリア・オルセンほか
概要、あらすじ:
盲目の映画監督マルセル・ウォルツによる2019年のインディーズホラー映画『BLIND』(日本未公開)のバレンタインデーをテーマにした続編作品。
「レーザー手術の失敗で失明したハリウッド女優フェイは、丘の上の邸宅から仮面を被った狂人プリティ・ボーイに誘拐される。
彼はフェイを近くの家へと引きずっていく。そこでは、退廃的なスワッピングカップルたちがレトロなバレンタインデーパーティーを開いていた。
そしてパーティー参加者たちが次々とプリティ・ボーイと彼のマチェーテに出会う中、フェイは目を覚まし、脱出計画を練り上げる」
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/17)
『HIM』
2025 年9月19日より劇場公開予定
監督:ジャスティン・ティッピング
出演:タイリク・ウィザーズ、マーロン・ウェイアンズ、ジュリア・フォックス、ティム・ハイデッカー、ジム・ジェフェリーズ、モーリス・グリーン、グアプダッド4000、ティエラ・ワックほか
概要、あらすじ:
ジョーダン・ピールのモンキーポー・プロダクションズによる新作ホラー映画。
「プロフットボールの毎年恒例のスカウティング・コンバインの前夜、キャメロンは常軌を逸したファンに襲われ、キャリアを終わらせかねない脳損傷を負う。
すべてが失われたように思えたまさにその時、キャメロンは救いの手を差し伸べられる。伝説のクォーターバックで8度のチャンピオンシップ優勝経験を持つ、文化人としても大スターのアイザイアが、セレブリティ・インフルエンサーの妻エルシーと暮らす隔離された別荘で、キャメロンをトレーニングすることを申し出るのだ。
しかし、キャメロンのトレーニングが加速するにつれ、アイザイアのカリスマ性はより暗い影へと変わり始め、彼の弟子は予想外の結末へと突き落とされていく」
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/18)
『Fear Below』
オーストラリアで2025年7月2日より劇場公開予定
監督:マシュー・ホームズ
出演:ハーマイオニー・コーフィールド、 ウィル・フレッチャー、 ジェイク・ライアン、 クレイトン・ワトソン 、 ジョシュ・マッコンヴィル、 ケヴィン・ディー、 サム・パーソンソン、 ジェイコブ・ネインガル、 アーサー・エンジェルほか
概要、あらすじ:
「1940年代のオーストラリア。プロのダイバーのチームが川に沈んだ車を探すために雇われるが、その努力は水中で狩りをする恐ろしいサメによって阻止される。
そのダイバーたちは盗まれた金塊を取り戻そうとしている冷酷な犯罪者・銀行強盗たちのために働いていることに気づき、彼らもサメ同様に危険な存在であると認識していく」
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/19)
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