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【トピックス&トレーラー】ホラーかわら版 5/26週 『ファイナル・ディスティネーション』『コンスタンティン』『テリファー』……注目作の裏話、ネタバレなど要注目!

  • 執筆者の写真: 黒野でみを
    黒野でみを
  • 6月3日
  • 読了時間: 12分

本日からプロ野球はいよいよ交流戦。私の推しであるカープは、というと…最後の阪神戦三連敗と、なかなかに厳しい状況。昨日は朝からラジオで「連敗」「連敗」と広島のニュースはかなり暗い感じでありました(笑)。まあ逆にいえば、それだけ愛されているチームということなんでしょうな。


あ、野球といえば本日、ジャイアンツの永久名誉監督である長嶋茂雄さんがお亡くなりになったと報じられていましたね。私は心より「お疲れ様でした。本当にありがとうございました」と申し上げます。日本の野球史に輝かしい功績を残したことも当然、加えてその人生を賭けて野球界、スポーツ界を盛り上げるために尽力されたということが、スポーツマンだけでない多くの人の人生に活気と勇気を与えてくれた。そのことにとにかく感謝すべきだ、と思いました。ご冥福をお祈りいたします。

さて、今日の与太話。先日SNSでこんなものを買った!というお話をしました。

魚釣り用の道具、リールであります。近年魚釣りの道具というのは日進月歩で性能が上がっている一方で非常に高価な代物が出回り、魚釣りという趣味自体が私のような貧乏人には難しくなりつつあるわけで、その意味でこの製品はかなり衝撃的であったわけです。


ところがこの製品が発売されてから、YouTubeでは随分とこの製品のインプレコンテンツが大量に出回ってきたわけで、その大半は当初「値段の割に使える」みたいなことを言っていたのが、いつの間にか「初心者には厳しい」「おススメできない」「ゴミ」みたいな、批判的な結論にばかり向いていくようになっていました。


これらコンテンツで気になったのは、結局そこそこいい製品を使って満足な環境で釣りを楽しんでいる、みたいな人が自身のスキルとテクニックをひけらかすように問題点を並べ、最後に「これはダメ」と言い切ってしまっているところ。


このリールを手にしたいと思っている人はそれぞれいろんな立場にあるわけで、立場によって実はこれで十分かもしれない、あるいは掘り出し物だった!と思う人もいるかもしれないわけです。売り側も、そんな専門家じゃない人に、気軽に使ってもらうためにとか、いろんな考えがあるかと思うところでありますが、どこかそんな視点が無視されていつの間にか「これが正しい」という、勝手に作られた視点に限定されてしまい、市場にこの製品が投入された意味がかき消されてしまっているような気がするのです。


また、これらのコンテンツを見ていると以下にも専門家みたいな口調ながら、よく聞いてみるとほぼ同じ視点、指摘の内容ばかり。「他人の動画を見てコピーしているんじゃね?」みたいなところを感じるわけです。で、この現象を見ながら近年のテレビやラジオ、ネットのメディアでは、なにかトピックスが出ると、どこも似たような情報を朝から晩までずっと流している状況にダブらせて、メディアというものが不健全な状態にあるのだなぁ、などとふと思ったわけです。


一字一句同じような内容がテレビで流れるのは、裏でメディアを操る怪しい人がいるんじゃないのか?とか思っていたけど、いやいや単純に「ほかのやつをコピーした方が楽だ」と怠けているだけなんだな、と……。あ、メディアの人が楽ばかりしているとは言い切りませんよ。ただ、記事だけ見るとそう見えてしまう、という…


とか自分で言っておきながら、最初に書いた長嶋さんについての話は、大体がまあメディアでも言われている話だよなぁ、ああ俺もなんかサボっているんだなぁと反省…(笑)



さて、今回のかわら版。今回は公開前作品の「ネタバレ」系ネタが続きます(笑)。やっぱ期待したい、出す側としてはさせたいという思いもあるのでしょうね。一方でフランチャイズ系がやはり人気あるという傾向も見えてきます。


トレーラーの目玉はやはりギレルモ・デル・トロ監督作「フランケンシュタイン」。モンスターの顔は見えないけど、アクションはかなり見応えありそう!一方でベトナム製ホラーなど、なかなか興味深い作品満載であります!


1. 5 /26週の「ホラー映画」トピックス



今回1つ目のトピックスは、先週に引き続き新作公開中の『ファイナル・ディスティネーション』シリーズについて。


Final Destination Bloodlines』が正式にシリーズ最高興行収入を記録した映画になったとのこと。全世界興行収入が1億8,670万7,397ドルに達し、2009年に『ファイナル・デスティネーション』が樹立した世界興行収入の記録1億8,616万7,139ドルを上回ったといいます。シリーズの全世界での合計数は以下のとおりです。


ファイナル・デスティネーション(2000年) – 1億1280万ドル

ファイナル・デスティネーション2(2003年) – 9090万ドル

ファイナル・デスティネーション3(2006年) – 1億1880万ドル

ファイナル・デスティネーション(2009年) – 1億8610万ドル

ファイナル・デスティネーション5(2011年) – 1億5,780万ドル

Final Destination Bloodlines(2025年) – 1億8,670万ドル


これ、もう予告動画を見ただけでもかなり引き込まれる感じ。「うわっ!キタキタ……ギャーッ!」って(笑)。ピタゴラスイッチ感覚もかなり研ぎ澄まされたようで、見せ場はかなりの出来のようです。興行収入も好調なようで、ますます期待できそうなところ。日本公開が待たれるところであります!

続いては、キアヌ・リーブス主演の映画『コンスタンティン』の続編制作について。


コンスタンティン2』の正式発表から 2年以上が経ち、『コンスタンティン』の共演者であるピーター・ストーメアは先日、脚本の進捗状況について「The Direct」のインタビューで、リーブスが続編の現在の草稿に満足していないと明かしています。該当のコメントは以下のとおり。


「何度もやり取りを繰り返すんです。というのも…キアヌ(・リーブス)はよく知っていますが、彼は脚本やスタジオから出てくる作品にあまり満足していないようです。最初の作品は最初はそれほど成功しなかったのですが、ヒット作からカルト映画になり、今では史上最大級のカルト映画の一つになっています。でも続編を作るとなると、スタジオは車が空を飛ぶシーンや、ビーチサンダルを履いて戦うアクションシーンを盛り込みたいんです」


さらに詳しく説明すると、ストーメアは、アクション重視の方向性がリーブスと対立しており、『コンスタンティン2』を前作に沿ったものにしたいと考えていると説明しているそうです。


まさしく「フランチャイズの優位性を保とうとする売り側」と俳優との衝突、といった構図でありますが…まあDCコミックスのヒーローということもありますし、売り側の考えも当然かもしれません。ただ作品としてはアクションもさることながら、世界観が壮大であまり簡単なものを出して廃れさせてしまうには惜しい気もします。多くの人が納得できる作品を期待したいところであります。


三本目は『スクリーム』シリーズの最新作、2026年公開予定の『Scream 7』について。


『スクリーム7』のガイ・ビュシック監督が、今週ComicBook.comとの新たなチャットで、新作について少しだけヒントを語りました。彼は『スクリーム7』が『スクリーム6』の出来事のおよそ2年後に起こること、そしてこの映画が最終的にシドニーの物語になったのには「本当に素晴らしい理由」があることを明かしています。


「『Scream 7』がシドニー映画にならざるを得なかった理由については、何も明かしたくないんです。本当に素晴らしい理由があるんです。これらの映画では必ず『なぜ今?スクリームは 今、何について語っているんだ?』と自問自答しなければなりません。『 スクリーム』 は常に観客と、映画の現状、ホラー映画の現状、特にフランチャイズの現状について対話しているんです。


シドニーがこの映画に出演しているのには、本当に特別な理由があるんです。理由があって、それが実現した時は嬉しかったんです。ネーヴ・キャンベルのところに行って、『こういう理由です。これが今のシドニーの理由です』と言いました。ネーヴは『ああ、わかった』といった感じでした。私も最初にケビン(ウィリアムソン)にこのことを提案しました。彼も理解してくれたので、それからスタジオに提案しました」


また『スクリーム7』の舞台については明かしませんでしたが、ニューヨークが舞台ではないこと、そしてコートニー・コックス演じるゲイル・ウェザースがチャドとミンディ・ミークス=マーティンを新たな恐怖の渦巻く場所に連れて行く役目を担うことは明言したといいます。


「場所をネタバレしたくはないんです。『スクリーム6 』の後、どれくらいの期間が経った後かは明確には分かりません。他の人からは異論もあるかもしれませんが、私の考えでは2年以上。少なくとも2年はかかるでしょう。2年になる可能性もあるけど、2年以上でしょうね」


いや〜先が長いだけあって、こうした小ネタばらしは今後チョロチョロと出てくるでしょうねぇ…興味を引きたいところでしょうから。

ちなみに余談ですが、昔から思っていること。このゴーストフェイスと呼ばれる殺人鬼なんですが、異様に強いですよねぇ。マスクを外したら「ん?こいつが犯人!?」って思えるほどのギャップが結構あります(笑)。


今回のラストは『テリファー』シリーズ最新作『Terrifier 4』


作品を手掛けるダミアン・レオーネ監督が人気コンテンツクリエイターのクリス・パーカー( YouTubeの3C Films )との短いビデオチャットで、『テリファイアー4』では映画の冒頭でアートのバックストーリーが明かされると明かしています。


「この言葉はよく使われるけど、壮大な作品になるよ。期待を裏切らないよ。映画の最初の15分で、アートのバックストーリーがわかるからね」


またもや事前ネタバレシリーズ!。いやこの作品、アートの正体なんてある意味どうでもいいような方向すら感じられますが……(笑)。いやいや、ファンにとっては大事なネタでありますからね。またもやあの悪夢の地獄絵図が帰ってくるわけですな。期待して待ちましょう。


今回はここまで!



引用:


『ファイナル・デスティネーション ブラッドラインズ』が正式にシリーズ最高興行収入を記録した(2025/5/27)


ピーター・ストーメアが『コンスタンティン2』の最新情報を語る。キアヌ・リーブスは脚本に不満と報道(2025/5/29)


『スクリーム7』は『スクリーム6』の約2年後を舞台にしている(2025/5/29)


『Terrifier4』 – ダミアン・レオーネ監督、最初の15分でアートのバックストーリーを明かすと約束!(2025/5/29)

2. 5 /26週発表の新作「ホラー映画」トレーラー


Garden of Eden

2025年6月20日にGravitas Venturesよりデジタルリリース

監督:マルセル・ヴァルツ

出演:ロバート・ラスラー、モニーク・ペアレント、サラ・フレンチ、サラ・ポレドナック、ジジ・ガスティン、サラ・ニックリン、ジャズ・エッガー、アダム・ブッチ、ダゼル・イヴェットほか


概要、あらすじ:


「エデン一家は敬虔なクリスチャン。神の言葉に従って生き、善悪の模範となるようあらゆる努力を惜しまず毎日を生きている。


一方でビジネスで大成功を収め、必要以上の富を築いてきた彼らは、ガーデンパーティーを開催する。


このパーティーである鍵を見つけた幸運なゲストは、誰もが最も望んでいた夢を叶えることができるという。ただし、ある人にとっての夢はある人にとっては悪夢となることもあるのだが……。」


(From 「Bloody Disgusting」2025/5/27)


House on Eden

2025年7月25日より劇場公開

監督:クリス・コリンズ

出演:クリス・コリンズ、セリーナ・マイヤーズ、ジェイソン・クリストファー・メイヤーほか


概要、あらすじ:

ソーシャルメディアのスター、クリス・コリンズ(別名 KallMeKris)の長編デビュー作。


「超常現象調査員のクリス、セリーナ、そしてビデオグラファーのジェイは、最新の事件に挑むにあたり、いつもの恐怖を覚悟していた。


ところが彼らは謎のルートで森の奥深くにある廃屋へと導かれ、そこで彼らはかつて遭遇したことのない力に直面することになる。


夜が混沌へと転じる中、行方不明の隊員や不気味な現象は、彼らの一挙手一投足を監視している古代の邪悪な存在の存在を示唆していた……。」


(From 「Bloody Disgusting」2025/5/27)


Bogieville

2025年6月3日よりVOD配信開始

監督:ショーン・クローニン

出演:アリフィン・プトラ、エロイーズ・ラヴェル・アンダーソン、ショーン・クローニン、サリナ・テイラー、ポピー・ジェイ・ヒューズ、ダニエル・P・ルイス、 アンドリュー・リー・ポッツ、ケイティ・シェリダンほか

概要、あらすじ:


「逃亡中の若いカップルがアメリカのトレーラーパークにたどり着く


彼らはこの場所の邪悪な管理人クロフォードに説得され滞在する。


しかし、彼らはクロフォードが実はこの地に住む血に飢えた吸血鬼の集団ボギーヴィルの住人たちの守護者であることを知る。」


(From 「Bloody Disgusting」2025/5/27)

Detective Kien: The Headless Horror

2025年5月29日からアメリカ、ドイツ、チェコ共和国、スロバキアの映画館で公開

監督:ヴィクター・ヴー

出演:クオック・フイ、ディン・ゴック・ディエップ、トラン・クオック・アン、ドアン・ミン・アン、ミー・ウエン、クオック・クオン、ファム・クイン・アンほか

概要、あらすじ:


「阮朝時代のベトナムに生きる探偵キエンは、田舎の村で発見された首なし遺体を捜査することとなる。


超自然的な要素が浮かび上がるにつれ、彼は19世紀のミステリーの中で、身の毛もよだつ展開に直面する。」

(From 「Bloody Disgusting」2025/5/28 )

Jimmy and Stiggs

2025年8月15日に無修正版として劇場で公開

監督:ジョー・ベゴス

出演:ジョー・ベゴス、マット・マーサーほか

概要、あらすじ:

イーライ・ロスの新レーベル「ザ・ホラー・セクション」の最初の劇場公開作。エイリアンに誘拐されたと主張する不運な映画監督が、友人とともにエイリアンを倒すことを誓うストーリー。


(From 「Bloody Disgusting」2025/5/28 )

The Vincent Price Legacy

2025年8月15日に無修正版として劇場で公開


監督:ローラン・オマンシーク

出演:ビクトリア・プライス、ロブ・ゾンビ、ジョー・ダンテ、ジョン・ランディス、ミック・ギャリス、ウィリアム・マローン、マーク・ゴールドブラット、ケネス・ジョンソン、ダナ・グールド、C・コートニー・ジョイナー、スティーブ・ハーバーマン、デイビッド・ダストマルチャン、キャロライン・マンロー、エリザベス・シェパード、スティーブ・ジョンソン、アリス・クーパー、ロブ・アッシャー、デイビッド・デル・ヴァッレ、ピーター・フラー、ジョナサン・リグビー、マイケル&ジェシカ・コレンスほか


概要、あらすじ:

古典ホラーの殿堂に響き渡る名声を誇る俳優ヴィンセント・プライスのドキュメンタリー。家族、友人、同僚、歴史家、ファンとの会話を通じて、この伝説の背後にいる人物を探る。


(From 「Bloody Disgusting」2025/5/29)


Frankenstein

2025年11月にNetflixで配信

監督:ギレルモ・デル・トロ

出演:オスカー・アイザック、ジェイコブ・エロルディ、ミア・ゴス、クリストフ・ヴァルツ、フェリックス・カマーラー、ラース・ミケルセン、デヴィッド・ブラッドリー、クリスチャン・コンベリー、ラルフ・アイネソン、チャールズ・ダンスほか

概要、あらすじ:

巨匠ギレルモ・デル・トロが手掛けた三大モンスターの一角、「フランケンシュタイン」のリメイク。


(From 「Bloody Disgusting」2025/5/31)



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