【トピックス&トレーラー】ホラーかわら版 3/31週 春めいてきた近日!でも体調にはご用心…でも強力新作目白押し状況で落ち着けないかも…?
- 黒野でみを
- 4月7日
- 読了時間: 12分
更新日:4月10日

ようやく「春めいてきた」、言葉通りの景観が見られるようになってきましたね。部屋の中で仕事をしているとひんやりしていて、かえって外にいる方が暖かいので「外に出てぇ~!」と、仕事をサボる口実を探したりして(笑)
気温が上がってくると、体調的にも活発に動ける気がして「よし、やったるでぇ~!」と気分も上がるのですが、意外にそんな気合の入っているときに限ってどうも空回りすることがあるのですが、昨日一つの出来事でその事象をふと意識しました。
私は楽器をプレーするのが趣味で、よくJazzバーでやっているジャムセッションにたびたび参加しています。で、昨日も足を運んだわけですが、そこでプレーし始めたときに自分の体温が妙に上がって、汗をかきそうな感覚をおぼえたんです。
まあ私も結構あがり症なので、皆の前に立って演奏となるとかなり上がるわけですが、昨日感じた「汗をかきそうな」感覚は、どうもここ数カ月でのセッション参加時の感覚とは全く異なるもので、これが春を迎えた時の「空回り」、その要因ではないか、という気がしたのです。普段の生活の中でも特に緊張する一時だったからこそ余計に顕著に表れた症状だったかもしれません。
例えば来ているものが薄くなってきたり、お店の暖房の効き方が変わったり、外気温が変わったりと、春を感じるいろんな要素が考えられるのですが、それによる自分の体調の変化というものは、普段の生活の中では以外に気づかないもので、この「汗をかきそうな」感覚は明らかに季節の変化が自分の体調に何らかの影響を及ぼしている、ハッキリとした瞬間だったなぁ、と今にしてみると思うわけです。で、これが「暖かくなったにな~なんか気分が乗らねぇ」「動けねぇ」という感覚は、こういったタイミングが発端となって、不可解なスランプになっている気がします。
「暖かくなってきた!さあやるぜぇ!」とつい気合が入りがちですが、意外に春の影響は大きいのではないでしょうか?はやる気をおさえて、時には春の暖かさ、明るさ、華やかさをのんびりと満喫しながら、体調を整えていくことをおススメします。まだ整ってない自分が言っても説得力ないかもしれませんが(笑)
そして今回のかわら版。トピックスはイーライ・ロス、ジョーダン・ピールといった今様注目の監督作にまつわるもの、さらにスティーブン・キング原作の新作、そして「New Line Cinema」の「新作?やるの?やらないの?」問題など(笑)。なかなかの要注意トピック盛りだくさん!
トレーラーは今回も中身十分。サスペンス系、邪悪な宗教系、さらには『ジュラシック・パーク』以来の恐竜系(?)とバラエティーあふれるラインナップ。そして『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』『M3GAN』と近年のスマッシュヒット続編系が満を持しての登場!こりゃ早くお目にかかりたいなと、期待が膨らむ内容であります。
1. 3/31週の「ホラー映画」トピックス
今週のトップは『ホステル』などのゴア映画で注目を集めるイーライ・ロスが、自身が設立した新会社「The Horror Section 」にてインディーズ映画監督ジョー・ベゴスの新作『Jimmy and Stiggs』の配給権を取得したとのこと。この物語は「エイリアンに誘拐されたと主張する不運な映画監督が、友人とともにエイリアンを倒すことを誓う」というトピックス。
ロスはVariety誌が公開した声明で以下のように述べているそうです。
「私はサム・ライミとピーター・ジャクソンの低予算で過激なスプラッター映画で育ちましたが、あそこまでの狂気を成し遂げた映画監督はほとんどいません。ホラーファンは長い間、劇場でこのような体験をしていません。この映画のスピリット、無秩序さ、楽しさは、私が劇場で大衆に届けたいものすべてを体現しています。」
ロスがそこまで絶賛するというところは、かなり興味深いところでもあります。ちなみにロスの製作会社とは彼が立ち上げたばかりの独立スタジオで、スタジオの干渉を受けずに劇場用ホラー映画を制作することに重点を置いているというもの。クラウドファンディングも行っているようです。
続いてはジョーダン・ピールのトピックス。彼の会社であるモンキーポー・プロダクションズが制作する近日公開のホラー映画『Him』(旧題『Goat』)の初公式ポスターが公開されました。「偉大さには犠牲が必要だ」これはポスターのキャッチフレーズ。この作品は2025年9月19日に劇場公開される予定で、予告編も間もなく公開されるようです。
作品の概要は次のように語られています。
「フットボールチームから引退するスター選手のもとでトレーニングを 誘われた有望な若いアスリートが主人公。名声、権力、そしていかなる犠牲を払ってでも卓越性を追求するという、身も凍るような聖域への旅を描く」
『ゲット・アウト』『NOPE/ノープ』など問題作を次々と発表し注目されるピールだけあって、こちらも要注意作品であるといえるでしょう。
またスティーブン・キングの『The Long Walk』の映画化が進行中であるとのこと。ライオンズゲートは4月1日に行われたのCinemaconのプレゼンテーションでその公開日を発表、2025年9月12日に劇場公開される予定とのことです。このニュースをDeadlineが報じました。
この作品は、1979年にスティーブン・キングがリチャード・バックマンという別名のペンネームで執筆、初版が出版された小説で、独裁者が支配する未来のディストピア的なアメリカを舞台にしている物語。『ハンガー・ゲーム2』のフランシス・ローレンスが監督を務めます。
テーマ的にはまさにキングならではの物語で、公開を期待したいところであります。
そしてアメリカの大手制作スタジオ「New Line Cinema」の発表に関するトピックス。4月2日、The Hollywood ReporterによるNLCのCCO・リチャード・ブレナーのインタビューで以下のように語っているそうです。
「『 The Conjuring: Last Rites』(『死霊館』シリーズ最新作)で実際に終わるのは、拡張された死霊館ユニバースの「フェーズ1」に過ぎない」
『死霊館』シリーズは3本の核となる作品と『死霊館のシスター』『死霊館のシスター2』『アナベル』『アナベル死霊館の死霊』など多数のスピンオフが発表されています。最新作『The Conjuring: Last Rites』は2025年9月5日に劇公開予定となっています。
では「フェーズ2」はどうなるか?まあ今は息切れして一休み、というところかと(笑)。とりあえず最新作の日本公開を待ちたいところであります。
一方で同インタビューでは、『エルム街の悪夢』シリーズの続編製作について尋ねており、「そう願っています。権利の問題で複雑ですが」とブレナー氏が語ったと報じています。
『エルム街の悪夢』は米国における権利は2019年に脚本家兼監督のウェス・クレイヴンの財団に返還されており、国際的な権利は「New Line Cinema」が保持。財団は企画を募集していると聞いているものの、前進するには「New Line Cinema」の協力か、別の国内配給会社との契約が必要と、権利に関する複雑な課題があるとのこと。
ちなみにリメイク版『エルム街の悪夢』でフレディ・クルーガー役を演じたジャッキー・アール・ヘイリーは、4月1日にエイプリルフールのジョークとして「『エルム街の悪夢』のリメイクの続編が承認された」とツィートしたとか(笑)。なかなかに強烈なジョークであります。
引用:
『Jimmy and Stiggs』 - イーライ・ロスのホラー部門がジョー・ベゴスの新作映画を獲得(2025/3/31)
『HIM』 – ジョーダン・ピールがプロデュースしたホラー映画のポスターがフットボールの恐怖をほのめかす(2025/4/1)
スティーブン・キングの『The Long Walk』映画化作品、9月に公開予定(2025/4/1)
「New Line Cinema」は『 The Conjuring: Last Rites』が死霊館ユニバースの「フェーズ 1」を終わらせると発表(2025/4/2)
「New Line Cinema」は「エルム街の悪夢」の別の映画を製作することを「希望」している。「複雑な状況だ」(2025/4/2)
2. 3/31週発表の新作「ホラー映画」トレーラー
『The Grove』
2025年4月4日より劇場公開
監督:アコリー・ホワイト、パトリツィア・ケパ
出演:カール・アンソニー・ペイン II、サールズ、ヘイリー・シムズ、ガクシ、ヘスス・ベネガス、アレスター・シュー、ジョリーナ・ウー、アヌシュカ・ヴァン・レント、グレアム・エドモンズ、クロエ・サーブ、イーサン・メリサーノ、ラッキー・ジョンソンカール・アンソニー・ペイン II、サールズ、ヘイリー・シムズ、ガクシ、ヘスス・ベネガス、アレスター・シュー、ジョリーナ・ウー、アヌシュカ・ヴァン・レント、グレアム・エドモンズ、クロエ・サーブ、イーサン・メリサーノ、ラッキー・ジョンソンほか
概要、あらすじ:
ハーパーコリンズ社のヤングアダルト向けスラッシャー小説の映画化。
「秘密作戦の兵士が、自分と婚約者の快適な生活を提供するための実験に参加する。しかしそこで処方された薬の服用をやめると狂気に陥り、帰宅が悲劇に変わる。
友人たちと湖畔の別荘でゆっくり過ごすはずだった彼の休暇は生き残るための戦いとなり、愛と正気の限界ギリギリの境地に立たされ…。」
(From 「Bloody Disgusting」2025/3/31)
『Bring Her Back』
2025年5月30日より劇場公開
監督:ダニー・フィリポウ、マイケル・フィリポウ
出演:サリー・ホーキンス、ビリー・バラット、ソラ・ウォン、ジョナ・レン・フィリップス、 サリー=アン・アプトンほか
概要、あらすじ:
A24のヒットホラー映画『トーク・トゥ・ミー』の監督ダニー・フィリポウとマイケル・フィリポウによる新作ホラー映画。兄妹が新しい養母の隔離された家で恐ろしい儀式を発見するさまを描く。
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/1)
『Párvulos: Children of the Apocalypse』
2025年4月4日より劇場公開
監督:アイザック・エズバン
出演:ファリド・エスカランテ・コレア、レオナルド・セルバンテス、 マテオ・オルテガ・カシージャス、ノルマ・フローレス、オラシオ・F・ラソ、カルラ・アデル、フアン・カルロス・レモリーナ、ノエ・エルナンデスほか
概要、あらすじ:
「ウイルスによる大惨事で荒廃したディストピアの未来。サルバドール、オリバー、ベンジャミンの3人の幼い兄弟は、森の奥深くにある人里離れた小屋に孤立している。
この荒涼とした世界を進む中で、彼らは地下室に暗く不穏な秘密を抱えており、自分たちの命を確保するために、その不穏な存在を養うことを余儀なくされていた」
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/1)
『Hurry Up Tomorrow』
2025年5月16日より劇場公開
監督:トレイ・エドワード・シュルツ
出演:エイベル・テスファイ、 ジェナ・オルテガ、バリー・コーガンほか
概要、あらすじ:
ザ・ウィークエンドの6枚目のスタジオアルバム『Hurry Up Tomorrow』の続編として作られた映画で、不眠症に悩まされているミュージシャンが、見知らぬ人とともに冒険に引き込まれ、その存在の核心を解き明かしていくさまを描く。
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/1)
『Primitive War』
2025年夏頃公開予定
監督:ルーク・スパーク
出演:ジェレミー・ピヴェン 、 トリシア・ヘルファー、 ライアン・クワンテン 、 ニック・ウェクスラー、アンソニー・イングルーバー、アーロン・グレネイン、カルロス・サンソン・ジュニア、アナ・トゥー・グエン、アドルファス・ウェイリー、 リチャード・ブランカティサーノ、マーカス・ジョンソン、 ジェイク・ライアンほか
概要、あらすじ:
「1968年のベトナム。
ヴァルチャー部隊の名で知られる捜索救助隊が、行方不明のグリーンベレー小隊の運命を解明するために、孤立したジャングルの谷に派遣され、谷の原始的な奥地を捜索する中で、彼らは古代の恐怖を発見する。
それは恐竜がどういうわけか解き放たれたのだ! 犠牲者が増えると、ヴァルチャー部隊の隊員たちは、原始戦争を生き延びるために、人間性を捨て、野蛮な本能に屈していくことを余儀なくされる。」
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/2)
『Daydreamers』
2025年5月2日よりアメリカの一部劇場にて公開
監督:ティモシー・リン・ブイ
出演:チー・プー、チン・タオ、トゥアン・グエン、トラン・ゴック・ヴァンほか
概要、あらすじ:
ベトナムで制作された吸血鬼映画。
「現代のサイゴンに生きるナットは人間の血への渇望を抑えている秘密主義の川船コミュニティで育った若い吸血鬼。
疎遠になっていた兄が彼を街のナイトライフの自由で誘惑したとき、ナットは彼の秘密を暴露した反抗的な少女を守るために吸血鬼の掟を破り、自身に致命傷となる一連の出来事を引き起こす」
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/2)
『Five Nights at Freddy’s 2』
2025年12月5日より劇場公開
監督:エマ・タミ
出演:マシュー・リラードほか
概要、あらすじ:
2023年最高の興行収入を記録したホラー映画である、ブラムハウスの興行成績大ヒットホラー映画の続編。
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/2)
『M3GAN 2.0』
2025年6月27日より劇場公開
監督:ジェラルド・ジョンストン
出演:アリソン・ウィリアムズ、バイオレット・マグロウ、ブライアン・ジョーダン・アルバレス、ジェン・ヴァン・エップス、エイミー・ドナルド、ジェナ・デイビス、イヴァンナ・サクノ、アリストテレス・アタリ、ティム・シャープ、ジェマイン・クレメントほか
概要、あらすじ:
ベトナムで制作された吸血鬼映画。
「人工知能の驚異であるM3GANが暴走、その後破壊されてから2年後。
M3GANの作者であるジェマは著名な作家となった一方で、政府によるAIの監視を主張するようになる。一方、ジェマの姪のキャディはジェマの過保護なルールに反抗するティーンエイジャー。
彼らには知られていないが、M3GAN の基礎技術は強力な防衛請負業者によって盗まれ、悪用され、究極の殺人潜入スパイであるアメリアと呼ばれる軍用グレードの兵器が作られる。
しかし、アメリアの自己認識が高まるにつれて、彼女は明らかに人間からの命令に従うこと、人間を近くに留めておくことに興味が薄れていく。
人類の未来が危機に瀕している中、ジェマはこの脅威に対抗するためにはM3GANを復活させてアップグレードする以外に選択肢がないと結論を出す。
そして元祖AIの雌犬は、自分に匹敵する敵に出会うこととなる。」
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/2)
『The Severed Sun』
2025年5月16日より劇場公開、配信開始
監督:ディーン・パケット
出演:エマ・アップルトン、トビー・スティーブンス、ジョディ・メイ、ルイス・グリベン、バーニー・ハリス、オリバー・モルトマン、ジェームズ・スワントンほか
概要、あらすじ:
「孤立した宗教コミュニティ。牧師は熱心な信者たちに熱のこもった説教をとなえる。しかし、そこには暗い秘密が潜んでいた。
森の奥深くでは、牧師の娘マグパイが虐待する夫の命を奪う。その殺害によって、きらめく白い目をした謎の獣という悪意ある力が解き放たれる。
数週間が経つにつれ、コミュニティは疑惑と偏執狂に覆われ、マグパイが非難の矛先を向けられる。牧師はマグパイの衰えゆく信仰を取り戻そうと奮闘するが、彼女を「真実」に戻すことはできない。信仰は脆く、マグパイは父親の偽善に反抗することに固執する。
ビーストが残忍な虐殺の跡を残すと、残忍な魔女狩りが始まる。信仰、恐怖、そしてこの心の闇を描く緊迫した物語では、友情が崩れ、忠誠心が試され、コミュニティが自滅へと突き進んでいく」
(From 「Bloody Disgusting」2025/4/3)
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